日本糖尿病療養指導士(一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構)
私は臨床の薬について広い知識を持ちたいと考え多様な診療科がある病院に就職しました。
病院見学時に副部長の先生が、まずは薬のジェネラリストになることを目標にしてほしいとおっしゃられたことが私の目標となりました。鳥大病院では、まずは調剤室で実働し、調剤業務の経験を積んだ後に病棟に配属されます。調剤業務ではあらゆる科の処方を調剤することで、幅広い知識を得ることができました。その後、病棟配属されましたが、およそ2年で配属される病棟のフロアが変わることで重症病棟、一般病棟含め、11の診療科での病棟業務を経験することができました。担当病棟が変わることによる大変さはありましたが、変わる度に新しい学びがあることは利点であり、たくさんの経験を得ることができました。また、病棟経験を通して興味をもった糖尿病に対して理解を深めるために糖尿病療養指導士の資格を取得しました。患者や他職種への教育はもちろん臨床研究も糖尿病グループで取り組んでおり、やりがいを感じています。これからも様々な分野を勉強するとともに、糖尿病に対する専門性も深めていきたいと考えています。
さらに、妊娠・出産にともない、産休・育休を取得後、職場復帰し今にいたります。仕事と育児の両立にかかる不安がありましたが、復帰後は短時間勤務制度を利用させていただくことで私も子供も気持ちに余裕をもつことができました。働きながら子育てをする先輩方や同期の存在も心強く感じています。育児にかかる制度を利用するにあたり他の薬剤師の先生方に負担がかかることの申し訳なさはありますが、たくさんの皆様の協力に感謝しながらこの仕事を続けていきたいと思います。