各専門・認定看護師についてご紹介します。
がん専門 3名 | 感染管理 | 皮膚・排泄ケア 2名 | 集中ケア 2名 |
新生児集中ケア 2名 | 緩和ケア 2名 | 手術看護 | 救急看護 2名 |
がん化学療法 2名 | 小児救急看護 | 糖尿病看護 | 脳卒中リハビリ看護 |
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皮膚排泄ケア認定看護師とは、創傷ケア・失禁ケア・ストーマケアを専門に行う看護師です。褥瘡(床ずれ)、慢性潰瘍やろう孔などの健康を害した皮膚や皮膚障害の危険性の高い弱い皮膚の方に対し、健康を取り戻すためのスキンケアを行います。
排泄障害や失禁に対しスキンケアだけでなく、排泄コントロールや失禁用具の選択など患者様の人としての尊厳や社会生活の維持を目的に全人的なケアを行います。
入院される患者様に対し、褥瘡の発生を予防し褥瘡の早期発見・早期治療・早期治癒・悪化予防に努めています。病棟看護師と連携し入院時から定期的に褥瘡の危険性を把握しています。患者様の個々の状態に応じた体圧分散寝具の選択、スキンケア、失禁ケア、栄養管理、創傷ケアなどを患者様・ご家族のご意見をお聞きしながら、主治医・病棟看護師ならびに他職種と連携を取り、褥瘡ケアを行っております。特に褥瘡発生の危険性の高い患者様や褥瘡の治りにくい患者様には、定期的に病室に訪問しております。褥瘡発生した場合や褥瘡治療で入院された方には、褥瘡対策チームで治療を行います。
形成外科医・管理栄養士・理学療法士・薬剤師でメンバー構成し、週1回定期的に病室に訪問し、患者様にとってよりよい治療方法を検討しケアを行います。
退院される患者様には医療福祉支援センターと連携とり、退院後の褥瘡予防・治療について支援をしております。
褥瘡発生の危険性の高い患者様や褥瘡の治療が必要な患者様には、週1回定期的に病室に訪問いたします。また、病棟看護師や主治医に相談していただくと連携をとり支援いたします。
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創傷ケア、ストーマケア、失禁ケアを専門に行います。
病気や事故など、なんらかの原因で人工肛門・人工膀胱を造設された、またはこれから造設される予定の患者様やご家族の方に対し、その人らしく快適な生活が送れるように情報提供やケアの提供に努めています。
病棟スタッフとともに、人工肛門・人工膀胱造設前後の患者様やご家族に以下のような看護の提供を行っています。
人工肛門・人工膀胱を造設される予定の患者様やご家族に対し、手術後の生活がイメージしやすく不安が軽減できるよう、人工肛門・人工膀胱についてのオリエンテーションを行います。人工肛門・人工膀胱を造設後は合併症の予防、早期発見・対処とともに、その人に合わせたセルフケア指導、社会復帰への支援など行っています。退院後でも相談に応じています。
入院中の患者様やご家族の場合は、人工肛門・人工膀胱に対する不安や情報提供の希望があれば、病棟スタッフにご相談ください。病棟スタッフとともに看護の提供を行います。
外来の患者様やご家族の場合は、人工肛門に関することについては消化器外科外来、人工膀胱に関することについては泌尿器科外来にご相談ください。人工肛門、人工膀胱ともに専門看護外来(スキンケア外来・尿路ストーマ外来)がありますので、ご相談のうえ予約をとらせていただきます。
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手術を受ける患者様が、安心して安全な手術を受けていただくことができるように、手術中の体温管理や体位による褥瘡予防、異常の早期発見などを行っています。また、術前訪問や術中訪問、術後訪問を通して、患者様やそのご家族の抱える不安が緩和できるように支援しています。
手術室内で水準の高い看護実践ができるよう、そして、看護ケアの質が向上するように、看護師に対して相談や支援を行っていきます。
当院で手術を受けられる際に、手術に対しての不安や、手術時のご希望などありましたら、病棟看護師にその旨をお伝えください。病棟看護師より連絡をもらった後、病室に伺います。
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多職種からなる感染対策チーム(ICT)および各部署のリンクナースと連携を計りながら、患者様、その家族、病院職員、学生そして外部委託職員など病院に関わるすべての人々を対象とした感染防止活動を行っていきます。
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患者様の手術後や重篤な疾患で、急性かつ重篤である病態を理解し、身体・精神的アセスメントに基づき日常生活援助を行います。また、一日も早く社会生活に戻ることが出来るように、専門的な知識と技術を用いて援助します。回復を促進する早期リハビリテーション、廃用性症候群の予防を行います。患者様・家族の方へ熟練した知識・技術を用い、質の高い看護を提供できるよう、役割モデルとしてICUで勤務しています。スタッフと一緒にケアを行いながら、相談にのり、知識や技術の向上を目指して、共に考え最善の看護が提供できるように努力しています。
ICU内の教育プログラム・内容の見直しや、院内では人工呼吸器装着患者のケアなど各種勉強会を行っています。集中ケア領域では、医師や理学療法士など他の医療従事者との連携したケアが患者様の回復に大きく影響するため、コンタクトを十分にとり、チーム医療の充実を目指した取り組みも行っています。
次集中治療部のICUに所属し、入院される様々な病気の急性期や重篤な状態の患者さんやご家族に対して、診療の介助と看護を行います。
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急性心筋梗塞・急性呼吸不全・心肺停止・交通外傷・手術後などの患者様は、重篤な身体的ダメージを伴います。また、患者様に対する集中治療に伴って、様々な管や医療機器が装着され、精神的なストレスや苦痛が高まる状況に置かれます。このような重篤な患者様に対し、以下のことを心がけてケアを行うようにしています。
【RST(呼吸サポートチーム)並びにRSTリンクナース会での活動】
現在、RSTメンバーとして、また、RSTリンクナース会のリーダーを務め、院内で横断的な活動と、医師や、コメディカルと連携を図りながら活動しています。具体的な活動として、①酸素療法・人工呼吸器に関する機器や物品管理の現状把握とその調整、②RSTリンクナースとしてのラウンド、③呼吸療法に関するインシデント内容の情報共有化、④RSTリンクナースの育成研修に関する企画調整などが挙げられます。
【院内の看護スタッフへの研修活動(過去の実績も含む)】
・人工呼吸器ケアに関する研修
・シミュレーション研修(呼吸・循環器フィジカルアセスメント)
・フィジカルアセスメント研修(脳神経系)
・主に、呼吸器、循環器、脳神経系に関する病態とケアの研修
救命救急センターに入院中の患者様や御家族様だけでなく、必要に応じて、一般病棟に入院された患者様、御家族様に対しても、病棟看護師と連携を図りながらケア実践を行うことができます。
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新生児集中治療室で水準の高い看護ケアを提供し、看護の質が向上できるように看護師への指導や相談を行っています。
新生児集中治療室に入院された場合、新生児とご家族に対して看護ケアを行います。
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がんの患者さんとそのご家族は、病気になった時点から様々な痛みやつらい症状、葛藤や不安、混乱を持っています。患者さんとそのご家族が、その人らしく希望を持って生きられるように心身の苦痛を積極的に緩和し、専門的な知識をもとに必要な情報の提供を行うことで療養生活を支えます。
緩和ケアチームの専従看護師として、チームに紹介になった患者さんのおられる病棟を巡回して痛みのコントロールや不安への対応などを中心に相談を受けています。また、緩和ケアに関する研修を行い、院内のがん看護の知識・技術の向上を目指しています。
痛みやその他の苦痛症状がある場合や、葛藤や不安などのために話しを聞いてもらいたいという希望がありましたら、病棟看護師や主治医にその旨をお伝えください。病棟に伺いお話しをさせていただきます。
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緩和ケアは、がんと診断されたら治療と一緒に受けることができます。
緩和ケア認定看護師とは、その人らしい人生が送れるように、あらゆる面において生きることを、患者さん・ご家族様と一緒に考え支えていく仕事です。
一般病棟に所属し、患者さん・ご家族の様々な辛い苦痛に対して症状の緩和に努め、看護実践させて頂いております。また、病棟看護師の相談を受け一緒に考え、患者さんにとってより良い看護の提供ができるように努めています。
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様々な病気の急性期や重篤な状態のお子さまやご家族に対し、お子さまの重症度や緊急度を判断し、適切な看護を実践します。入院から退院後まで、どんな時でもお子さまの最善の利益を考え、健やかな成長発達と安全のために幅広くケアに関わることを優先します。また、ご家族が安心してお子さまを養育できるよう助言や指導を行います。
小児総合病棟において、様々な病気の急性期や重篤な状態のお子さまやご家族に対し、お子さまの重症度や緊急度を判断し、お子さまの健やかな成長発達と安全のために幅広くケアに関わっています。また、救命救急センター、ICU、HCUなどに入院されたお子さまやご家族への訪問、在宅生活を支援するための調整や指導を行い、入院から退院後まで継続した看護が提供できるよう連携を取り支援しています。小児に携わる看護師の看護能力の向上を目指し、小児のフィジカルアセスメントやケアについて看護師への指導や相談を行っています。
小児総合病棟に所属し、入院されている様々な病気の急性期や重篤な状態のお子さまやご家族に対し、診療の介助と看護を行います。また、救命救急センター、ICU、HCUなどに入院されたお子さまやご家族に対し、入院から退院後まで継続した看護が提供できるよう連携を取り支援いたします。
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糖尿病は慢性疾患であり、生活そのものが治療となります。多様化する社会の中で、今までの生活との折り合いをつけながら食事や運動、服薬、インスリン注射など自己管理を続けることは多くの努力を必要とします。糖尿病を持ちながらその人らしく生活を送れるよう患者さまやご家族さまと一緒に考え、療養生活を支援しています。
内分泌代謝内科病棟に所属し、患者さんやご家族さんが糖尿病と共にありながらも自分らしく生活できるよう支援しています。外来患者さんやご家族さんの場合は、フットケア外来にて足のケアを行わせていただいています。また療養生活へのご相談もお受けしています。糖尿病に関する研修を行い、看護師からの相談をお受けし糖尿病看護について一緒に考え支援しています。
内分泌内科病棟へ所属し、各病棟の看護師と連携を図り看護させていただいております。入院中の患者さんやご家族さんの場合は、病棟看護師へご相談ください。病棟に伺いお話をさせていただきます。外来患者さんやご家族さんの場合は、1内科外来窓口にてご相談ください。外来担当看護師と連携し、支援させていただきます。
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脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)を発症された患者様に対して、重篤化しないための観察やケア、合併症や廃用症候群予防のためのケア、麻痺、摂食・嚥下障害、高次脳機能障害など個々の状態に応じたADL・QOL向上のためのリハビリテーション看護の実践、脳卒中再発予防のための生活指導などを行います。脳卒中患者さんが再びその人らしい生活を取り戻すために、入院早期から多職種と連携を取り支援いたします。
神経内科の病棟で看護実践をしています。週1回は、脳神経外科の病棟や救命救急センターなど脳卒中患者さんが入院される部署を訪問し、スタッフと共にケアを行ったり、より良いケアの検討を行ったりしています。
病棟看護師にお伝えいただきますと、病室を訪問し、病棟看護師と共に看護ケアを行います。
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化学療法(抗がん剤治療)を受けられる患者様、ご家族がご自分の治療に納得し、安心して治療を受けられるよう、意思決定の支援や、副作用への対処方法などを一緒に考え支援します。
化学療法による苦痛を最小限におさえ、治療効果を最大限に発揮できるよう、他職種と連携し、安心・確実・安楽な化学療法を提供します。
がんセンター内の外来化学療法室に所属し、外来通院で化学療法を受けられる患者様、ご家族に対して看護実践を行っています。また、病棟や外来看護師から、がん化学療法看護に関する相談を受け、病棟に患者様を訪問したり、看護師の指導を行うなど、より良い看護の提供ができるよう努めています。
化学療法による様々な副作用に対し、症状を予防したり緩和できるよう一緒に考え、セルフケアの支援を行います。例えば、脱毛の不安やウィッグ、帽子など、脱毛中のケアの相談などもお受けしています。
化学療法を受けながら、その人らしい生活が送れることを大事に考え、日々看護しています。
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がん看護専門看護師は、がん患者さんの様々な苦痛を理解し、患者さんやそのご家族に対してQOL(生活の質)の視点に立った水準の高い看護を提供することができる看護師です。
胸部外科・乳腺内分泌外科の病棟、外来で患者さんが様々な治療を受けながら日々の生活を送ることができるよう支援しています。また、患者さんやそのご家族の意思決定支援や療養生活支援を、医師をはじめとする多職種と連携しながら行っています。さらに、よりよいがん看護を提供できるよう、自己研鑽を重ね看護師への教育を行っています。
胸部外科・乳腺内分泌外科の病棟、外来に来られる患者さんやご家族に対し看護を提供しています。