抗酸菌検査

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抗酸菌検査

塗抹鏡検

蛍光染色やチールネルゼン染色で菌体を染め、菌の有無を評価します。

抗酸菌検査01
光染色(抗酸菌:蛍光発色)
抗酸菌検査02
チールネルゼン染色

培養

一般細菌と比較して、発育に時間を要するので、長期間の培養を行います。

抗酸菌検査03.jpg
小川培地に培養中

同定・感受性検査

抗酸菌は大まかに結核菌と非結核性抗酸菌に分類されます。発育したコロニーの性状や免疫学的検査、遺伝子学的検査などにより菌を同定します。また、治療で用いられる抗菌薬の有効性を評価します。

抗酸菌検査04
小川培地(発育前)
抗酸菌検査05 抗酸菌検査06
小川培地(発育後)

遺伝子検査

菌の持つ遺伝子情報を読み取り、菌種を特定する検査です。通常の同定検査と比較して高価ですが、短時間(4時間程度)で正確な結果が得られるため、感染管理に非常に有用です。