看護師 - 鳥取大学医学部附属病院低侵襲外科センター

患者様に安全なロボット手術を安心してお受けいただくために、私たち手術部看護師は、手術中はもちろんのこと、手術前から手術が終わられて以降まで様々な場面で専門性を発揮して「あたたかく、患者様の心と身体に寄り添う看護」を提供させていただいています。

まず、私たち看護師は患者様が入院されますと、手術前に患者様のもとに伺い、直接お話を聞かせていただくことで患者様の思っておられることを知り、併せてお身体の状態の把握をさせていただきます。
そこで得られた情報をもとにお身体の状態に合わせた看護を提供させていただきます。

手術中は、麻酔がかかりますので患者様は眠られている状態です。患者様が眠っておられる時に私たち看護師は、あらゆる場面を想定し専門的な知識・技術を発揮して患者様の安全の確保に万全を尽くします。

具体的には、手術中に同じ姿勢をとり続けることによる神経の障害や皮膚の発赤が起こらないように、患者様お一人お一人の体型や栄養状態などを考慮した上での保護や予防に努めさせていただいています。

また、手術中のお身体の不必要な露出を避けるようにすることで、手術中の体温調整が上手くいくようにしたり、プライバシーの保護に努めるなどの配慮をさせていただいています。

また、手術中に使用する器材を準備することも看護師の重要な役割です。
ロボット手術で使用する器材はとても繊細で複雑な構造になっています。
そのため、その構造や使用方法などを熟知して、確実に安全な器材を準備しています。

手術が終了した後は、数日後に患者様のもとに伺わせていただき、患者様のお身体の状態や手術が終わられてのお気持ちを聞かせていただいています。
このように、ロボット手術における看護師の役割は多岐に亘っています。

今後も、患者様にロボット手術に関する情報を分かりやすく説明させていただき、より安心してロボット手術に臨んでいただけるようにサポートさせていただきます。