ドクターカーとは、通常の救急車と違って救命士しか使用できない医療機器も装備し、医師や看護師が車に乗り込み、現場に到着して診療を行うものです。脳卒中などの脳血管疾患、急性心筋梗塞などの心疾患、外傷などの傷病は、いち早く治療を開始することで救命率の向上や後遺症の軽減が期待できます。
当院では、平成25年5月7日にドクターカーを導入しました。
現在、救命救急センターの医師は12名で、そのうちドクターカー医師の資格を持つのは6名。運転手2名で月曜から金曜まで毎日運行し、現場からの救急医療を実践しています。
ドクターカー出動件数(病院間搬送や出動後キャンセルを含む。)
平成25年度 | 37件 |
平成26年度 | 126件 |
平成27年度 | 369件 |
ドクターカーが任務を終え病院に帰着すると、直ちに搭載物品を点検し補充します。
備え付けの医療機器は、臨床工学技士が定期的に点検しています。
「Doctor Car」の文字が反転しているのは、前を走る車のバックミラーから視認しやすくする工夫です。
このマークは、世界中で用いられている救急医療のシンボル「スター・オブ・ライフ(命の星)」です。
真ん中の図柄は、医療・医術の象徴とされる「アスクレピオスの杖」。