ごあいさつ

鳥取大学医学部附属病院長 北野博也

本院看護師キャリアアップセンターは、昨今の医療の高度化及び専門化、また国民の保健医療福祉に対する価値観やニーズの変容に伴い、看護の役割が拡大し、質の高い看護ケアを求められるようになってきました。このような社会や人々の期待に応えるため、熟練した看護技術と専門知識を用いて患者・家族に対し個別的かつ全人的視点にたち看護を実践できる能力や、自らの実践力を自律的に向上させることができる能力を有する看護実践者を育成することを目的に設置いたしました。
平成24、25年度は認定看護師教育課程(がん化学療法看護)を開設します。これにより山陰地域のがん医療人育成を推進し、がん医療の均てん化を図ると伴に、より一層のQOL向上に寄与するものと期待しています。
今後ともご指導、お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 
鳥取大学医学部附属病院 看護師キャリアアップセンター長 廣岡保明

平成24年4月に設置された本院看護師キャリアアップセンター内に、がん化学療法看護認定看護師教育課程が平成24年9月に開講いたしました。これもひとえに、臨地実習にご協力いただく山陰各病院のお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。
本教育課程の開講によって、今まで遠方でしか受講できなかった研修を山陰の地で受講できるようになったことは、非常に意義深いものと思われます。また、がん全般(特に、化学療法)に対する知識や技術に精通した認定看護師が多数育成されることで、山陰においても、より質の高い看護ケアを提供できるものと確信しております。
今後は、地域のニーズをふまえて新たな認定看護師教育課程を模索していく予定です。今後ともご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


認定看護師教育課程の概要

日本看護協会は、熟練した看護技術と知識を用い水準の高い看護実践のできる看護師を育成するため、認定看護師制度を開設しました。
鳥取大学医学部附属病院看護師キャリアアップセンターは、日本看護協会の認定を受け、がん化学療法看護の認定看護師養成課程を開設し、山陰地域のがん医療人育成と、がん医療の均てん化を図ると伴に、より一層のQOL向上を推進する。


教育理念

医療の高度化および専門化、また国民の保健医療福祉に対する価値観やニーズの変容に伴い、看護の役割は拡大し、質の高い看護ケアが求められるようになった。このような社会の人々の期待に応え、看護実践現場におけるケアの質向上を図るために、熟練した看護技術と専門知識を用いて患者・家族に対し個別的かつ全人的視点にたち看護を実践できる能力や、自らの実践力を自律的に向上させることができる能力を有する看護実践者を育成する。


教育目的

特定看護分野において、熟練した看護技術と専門知識を用いて患者・家族に対し個別的かつ全人的視点にたち看護を実践する能力や、自らの実践力を自律的に向上させることができる能力を有する看護実践者を育成する。