入退院センター長 挨拶

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入退院センター長 挨拶

入退院センター長 挨拶 中村廣繁

センター長
中村廣繁

入退院センターのホームページにアクセスしていただきありがとうございます。センター長の中村廣繁でございます。現在、鳥取大学医学部附属病院には697床の入院ベットがありますが、その稼働率は日々の変動が大きいため、いかに病床を効率的に運用し、患者さまに安心して良質の医療を受けていただけるようにするかが大きな課題となっていました。当院ではその解決策として平成23年12月にベットコントロールセンターを立ち上げて、入院患者さまの速やかなベット確保と空床の公平かつ有効活用を図るように致しました。その結果、高い病床稼働率と円滑な病床運用を達成できるようになりました。一方で、高齢者世帯や独居など自宅環境が整っていない、家族の介護力の不安、経済的な問題、医療依存度が高く転院先が限られるなどが原因で、長期入院を余儀なくされている患者さまもおられ、患者さまのサポート体制をより強化していく必要を強く感じるようになりました。従来の退院支援は医療福祉支援センターが行ってまいりましたが、その業務の拡大につれて十分なことができにくくなっていました。そこで、平成25年7月にこれまでのベットコントロールセンターの機能を拡充して、入退院センターとして独立運用することになりました。

入退院センターでは専任の看護師が9名所属し、病棟と緊密な連携をとっています。外来で入院予約時にオリエンテーションを行い、患者さまの生活環境にも配慮しながら、希望をお聞きし、入院から退院に向けて早期から支援を行うことができるようになりました。現在の医療は急速に在院日数が短縮しており、患者さまが早期回復へ向けて、安心して当院での良質の医療を受けていただけるように努めております。また、当センターは診療科の病床配分なども担っており、職員が働きやすい環境を作るように配慮することも大切と考えており、そのことが患者さまへの高度で良質の医療の提供に繋がるものと考えています。

私たちは今後も常に現場の意見に耳を傾けながら気配りのできるセンター運営にあたって行きたいと思っていますので、どうか職員の皆さま、患者さまの忌憚のないご意見をお寄せいただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申しあげます。