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OJT人材育成プログラムの取り組み

「OJTプログラム3」では鳥大病院脳神経小児科在宅外来で医療的ケアの研修を行っている。
受講される方は、外来診療や処置の見学だけでなく、
「受講生が関心を持っている分野の調査研究」も研修の一つとして取り組んでいる。

この度、受講者の一人「社会福祉士 橋谷有里さん」が行った調査研究について、 学会でポスター発表を行った。
学会は、平成29年9月29日(金)〜30日(土)、宮城県仙台市にある仙台国際センターで行われた「第43回日本重症心身障害学会」。

発表の現場を訪れました。

テーマは、「重症心身障害児(者)の「地域生活支援に関する調査ー事業所の実態から求められる取り組みー」。
研究目的は、重症心身障害児(者)の地域生活支援に関する支援者側の実態とニーズを明らかにし、地域生活支援を行う人材育成のための教育プログラムの作成につなげること。



重症児・者の受け入れを行っている、又は、受け入れを考えている事業所(26カ所)や鳥取県内の訪問看護・訪問リハビリ事業所(37カ所)を対象にアンケート調査を実施。
事業所に医療的ケアを必要とする子どもを受け入れてもらうためのニーズを事業所側の観点からまとめた調査を行い

  1. 家族と事業所の情報交換だけでなく、専門職の介入が必要であること
  2. 事業所側は実務や現場の体制に会った内容の研修を希望していること
  3. 研修で習得できたことを現場で生かして、利用者やその家族からのフィードバックを得られることが自信の成長につながること
この3点を結論として発表。

当日は、当センターの取り組みが全国的に珍しいということもあり多数の方が聴講されました。
橋谷さんは初めての学会発表で緊張している様子も見受けられましたが、聴講者の質問にしっかりと笑顔で回答していました。

発表された橋谷さんに、学会発表の感想を伺いました。
Q

初めての学会での発表いかがでしたか?

橋谷

全国で重症児者に関わる方たちの前で発表することは、非常に緊張しました。
発表は貴重な経験で、また調査研究をする期間は私にとって社会福祉士としてさらなるステップを踏む大切な時間となりました。

アンケート調査を実施するにあたり、事業所など関係機関への視察などがこの研究の第一歩でした。
顔が見える関係を作ることにより、事業所の様子を思い浮かべる事ができ実態やニーズを把握しやすく、より考察を深めることができました。

今回の取り組みで
  1. 支援に携わる事業所や医療機関、行政など、重症児・者の受け入れを行っている現場について情報を共有することが必要
  2. ご家族やその支援者に小児在宅支援センターなどの資源があることを伝えていくことが必要
と考え、この研修の経験者として説得力を持って伝えていかなければならないと強く感じました。

これからも、重症心身障害児(者)の地域生活の質の向上を目指し、社会福祉士としての役割を果たしていきたいと思います。

今後も、当センターの取り組みを色々な場面で全国に発信できるよう努めてまいります。