OJTトレーニングの実例
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OJTトレーニング実例

プログラム1〜3の実例
  • プログラム1
    訪問診療、訪問看護、訪問リハビリなどへの同行
  • プログラム2
    福祉事業所、幼稚園、保育園、特別支援学校への訪問支援
  • プログラム3
    鳥大病院脳神経小児科在宅外来でのトレーニング
  • プログラム1 訪問診療、訪問看護、訪問リハビリなどへの同行

    訪問診療、訪問看護、訪問リハビリなどへの同行
    研修を受けることで地域との連携が育ち患者さんとそのご家族に寄り添ったケアがみえてきます
    「のぐち内科クリニック」、
    「訪問看護ステーションゆりはま」では、
    平成29年6月から在宅ケアの研修を行っている。
    外来診療では見えない、
    患者さんの家庭での様子がわかり、
    また一緒に成長を実感できる喜びが得られるという。

    その実践の現場へ伺いました。


    はじめに

    「のぐち内科クリニック」では、成人の方を対象とした訪問診療を行っています。 小児の勉強会などに参加することにより、人とのつながりが生まれそれをきっかけに、この度プログラム1の受講が決まりました。

    今回「のぐち内科クリニック」のプログラムは
    (1)乳児に対する水分管理について
    (2)乳児に対する気管カニューレ・NGチューブ交換の手技
    (3)乳児に対する点滴確保手技。コンフォートカフ導入
    など
    「訪問看護ステーションゆりはま」では、お子さんにも対応されています。今回、のぐち内科クリニックとの連携をとりながら患者さんとご家族に寄り添ったケアをさらに学ぼうと受講が決まりました。

    「訪問看護ステーションゆりはま」のプログラムは
    (1)入浴方法確認と検討
    (2)コンフォートカフによる排痰補助
    (3)気管切開部ガーゼ交換の手技
    (4)点滴固定の手技指導
    など

    ニーズと困りごと、患者さんとご家族により沿った内容で、小児在宅支援センターが研修プログラムをデザインしました。
    それぞれ患者さんの状況にあったケアを一緒に実践し、約6ヶ月間を目安に実施します。

    プログラム開始


    コンフォートカフによる排痰を実施。
    入浴の準備からスタート。お子さんの体調に合わせ清拭が選択され、洗髪を行いました。
    次に気管切開部のガーゼ交換を安全に行うための手技指導を行います。

    手技指導

    ご家族が注入 注入内容についてご家族から相談があり、注入方法について検討。
    お子さんの状況にあった方法を選択し、
    ご家族が注入する様子を観察、指導を行いました。

    訪問診療 訪問診療を実施。 訪問診療では、ご家族からお子さんの様子について話を聞き、状況を一緒に観察するとともに、予防接種について対応を確認しました。


    訪問看護ステーションゆりはまの平田さんにお話を伺いました。
    Q

    OJT研修が進んでいます。研修を受けられていかがですか。

    訪問看護ステーションゆりはま 平田さん

    Q

    小児在宅の今後の活動の展開についてのお考えをお教えください。

    訪問看護ステーションゆりはま 平田さん


    のぐち内科クリニックの野口医師にお話を伺いました。
    Q

    OJT研修の受講きっかけをお教えください。

    のぐち内科クリニック 野口医師

    Q

    小児在宅診療のやりがいをお教えください。

    のぐち内科クリニック 野口医師

    最後に、副センター長玉崎先生にお話を伺いました。
    Q

    訪問診療、訪問看護を望まれるご家族も少なくないと思います。
    OJT研修プログラム1はそのニーズに応えられる研修と拝見しました。
    今後の展開も含め、お考えをお聞かせください。

    玉崎

    “玉崎先生”

    患者さんやそのご家族が、住み慣れた地域で生活していくには、地域の支援が必要です。
    患者さんやご家族が地域で安心して生活できることを目指し、今後も地域の医療機関や看護ステーションなどと連携を深め、患者さんやご家族だけでなく支援者の方々が孤立することなく在宅医療を推進いただけるよう、小児在宅支援センターは研修を続けてまいります。
    この研修により、一人でも多くの支援者が増えることを願い、また期待しております。


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  • プログラム2 福祉事業所、幼稚園、保育園、特別支援学校への訪問支援

    NPO法人ぴのきお
    研修を受けることで利用者さんの普段の様子から気づき方がみえてきます
    NPO法人ぴのきおでは、
    平成29年6月から医療的ケアの研修を行っている。

    介護職ではわからない、利用者さんの普段の様子を
    「観る」時のポイントなど多くの学びがあり、
    また知識を深めることができるという。

    その実践の現場へ伺いました。


    はじめに

    「NPO法人ぴのきお」では、重症心身障がい児・者に対する興味・知識をより深めたいという思いから、プログラム2の受講が決まりました。
    ニーズと困り感に沿った内容で、小児在宅支援センターが研修プログラムをデザインしました。

    今回「NPO法人ぴのきお」のプログラムは
    (1)日々の観察ポイント
    (2)在宅人工呼吸器の取り扱いについて
    (3)気管切開をしている利用者に関する注意点について

    講義と実践で、約6ヶ月間を目安に実施します。

    プログラム開始

    第1回
    「フィジカルアセスメント 日々の観察のポイント」について

    「フィジカルアセスメント」について事前テスト( ※1 )を実施。

    研修

    テスト終了後、フィジカルアセスメント( ※2 )について研修が始まりました。
    内容は、介護職に必要なフィジカルアセスメントとはどういうものなのか、利用者さんの心身の情報を得るために「観る」「聴く」「触れる」のポイントと重要性について。
    講義の合間では、ペアを組み脈拍測定や聴診器でお腹の音を聴くなど、全身状態の観察・評価など実習が組み込まれ、よりわかりやすいように工夫がされています。


    研修終了後、事後テストを実施。

    事後テスト

    テストが終了すると、回答と事前テストが配られました。
    受講者は、回答、受講前後のテストを比較し、「事前テストより良くなっている」と喜び、研修の成果を実感している様子でした。

    研修終了後、「NPO法人ぴのきお」多機能型事業所「ぴのきお」管理者の加藤さんにお話を伺いました。
    Q

    OJT研修が始まりました。初日の研修を受けてみていかがでしたか?

    加藤

    “加藤さん”

    重症児者についてスタッフが知識をより深めて欲しいと考え、OJT受講を決めました。
    研修開始後スタッフが利用者さんの名前や状況をお互いに思い出しながら「こうしたらいいんだ」などと話している様子を見て「受講してよかった」思いました。
    また、普段のご利用者さんの状態をスタッフが把握した上で、「観る」「聴く」「触れる」を意識することが大切だとより深く感じました。
    今後の研修が楽しみです。



    第2回 
    「在宅人工呼吸器」について

    第2回講義

    今回は、呼吸、呼吸障害の原因、呼吸器が必要な理由、在宅人工呼吸器の管理ポイントなどについて講義が行われました。
    次に、医療機器メーカー2社が、それぞれ2台ずつタイプの違う在宅人口呼吸器を用意。
    受講者は、日頃から使用している呼吸器や最新の呼吸器を見学し、メーカーの担当者から、回路や機器の特徴など詳しく説明を聞いていました。
    講義で学んだ人工呼吸器の管理ポイントなど、実際の機器を使用し研修現場で確認できるなど理解を深めるための環境が整っていました。

    呼吸器装着
    中には、実際に装着し「こんなに圧力がかかっているんだ」と、使用する立場の方々に思いをはせる場面もありました。


    実際に呼吸器装着を試された受講者、介護職員の上田さんにお話を伺いました。
    Q

    呼吸器をつけて見られていかがでしたか?

    介護職員 上田さん

    研修終了後、医療機器メーカー担当者の方にお話を伺いました。
    Q

    日頃使用されている皆さんに直接説明していただく機会となりました。研修に参加されてみていかがでしたか?

    PHILIPS 内藤さん

    PHILIPS 岩谷さん

    FUKUDA DENSHI 川口さん

    FUKUDA DENSHI 大谷さん

    最後に講義をされた小児在宅支援センター副センター長 玉崎先生にお話を伺いました。
    Q

    現場を支えてくださるメーカーの方々が研修で機器の説明をされるのは、珍しく感じました。企画されてみていかがでしたか?

    玉崎

    “玉崎先生”

    今回、研修に参加いただいた医療機器メーカー「FUKUDA DENSHI」様、「フィリップス・レスピロニクス」様
    ご協力いただきありがとうございました。
    より安心安全に呼吸器を使っていただく方法を、受講者の皆さんにわかりやすくお伝えすることができ、大変有意義な研修となりました。
    また、利用者の方々が自宅に帰ってからも、メーカーの皆様のように在宅生活を支えてくださることを非常に心強く感じます。
    今後も、継続して研修に参加いただきたいと強く思っております。



    第3回 
    「気管切開管理」について

    第3回講義

    今回は、気管切開の種類、人工呼吸器・気管切開の適応、気管切開に関する管理、バッグ換気のポイントなどについて講義が行われました。
    実習では、実習用の人形(シミュレータ)を用意し、気道確保やBVMによるバッグ換気についての基本から、気管切開管理に関する留意点までを学びました。
    講義で学んだ気管切開部ガーゼとカニューレバンド交換のポイントなど、実習用の人形を使用することにより、参加者は理解を深める機会となりました。
    実習では、緊急時の対応を改めて確認する場面もあり、研修会を重ねる度に参加者の積極性が向上している様子が伺えました。

    第3回講義

    研修終了後、受講者、介護職員の大田さんにお話を伺いました。
    Q

    気管切開管理について患者シミュレータを用いての実習でした。実習を受講されてみていかがでしたか?

    介護職員 大田さん

    Q

    今後、希望する研修内容がありましたらお教えください。

    介護職員 大田さん


    研修を検討されている皆様へ

    小児在宅支援センターでは、今後もOJTプログラムの実施に取り組んでまいります。
    まずは、小児在宅支援センターにご連絡いただき支援で悩まれていることをお教えください。
    お悩み・施設・支援者に寄り添った研修プログラムをセンタースタッフが一緒に考えデザインいたします。



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  • プログラム3 鳥大病院脳神経小児科在宅外来でのトレーニング

    OJTとレーニングの現場
    診療の現場を知ることで患者さんやご家族との関わり方がみえてきます

    社会福祉士・船江祥子さんと橋谷有里さんは、
    週に1回、とりだい病院脳神経小児科外来で
    医療的ケアの研修を行っている。

     

    診療の現場に実際に入ることで、
    専門的な医療的ケアの知識だけではなく、
    患者さんへの接し方など、多くの学びがあるという。

     

    その実践の現場でお話を伺いました。

    Q

    どのような研修メニューですか?

    橋谷

    毎週火曜日に終日、脳神経小児科外来で診察の見学をしています。
    実際に診察に入るという機会は今勤務している病院でもほとんどないので、
    ドクターの患者さんとの関わり方や、支えるご家族との関わり方のなかで、
    どういうことが大切なのかを現場で学んでいます。

    船江

    例えば気管カニューレがどういうものかとか、
    気管切開や胃ろうなど、医療的ケアの部分でも、
    ドクターや看護師さんからひとつひとつ丁寧にレクチャーを受けています。
    ほとんど知識のないなかで、実践で学ぶことができる機会はとても貴重ですし、
    子どもだけでなく、高齢者の方など、共通して生かせる知識なので、すごくありがたいと思います。

    Q

    これまで研修を受けてきたなかで、意識が変わったことはありますか?

    船江

    私はこの研修に入って丸2年になりますが、とくに大きいのは、
    患者さんご本人もですが、ご家族の方との接し方の部分です。
    私たちは患者さんのある一場面だけをみて、
    サービス調整などに動き出すかたちですが、
    ご家族の方は、生まれてからずっと患者さんをみてこられていて、その背景とか、
    一緒に頑張ってきた思いとか、そういうことをひとつひとつ汲み取って、
    一緒に考えていく姿勢というのが大切だなと、診察の現場から学びました。

    Q

    研修を通し社会福祉士として、今後どのような役割を果たしていきたいと思いますか?

    橋谷

    実際に診察に入る機会のなかで、支えているご家族の日々頑張っておられる姿や、
    不安や喜びを、肌感覚で感じることができました。
    なかにはご家族だけでたくさんのことを抱えておられるケースもあるので、
    自分自身が気軽に相談してもらえるような相手になりたいですし、
    そのためには、サービスや制度についても知識を深め、
    その子にとって、ご家族にとって、どういう選択肢があり、
    何を選択するのが最善か、
    一緒に考えていけるような役割になっていきたいと思います。

    船江

    医療的ケアの必要な子どもたちの受け皿が少ないことを強く感じました。
    まず、事業所自体が少ないこと、また利用できたとしてもさまざまな制限があり、
    ニーズにまだまだ応えられていない実情です。
    いま、自分が民間の病院で相談員として働いているなかで、困っているご家族の話を聞いたり、
    知識を提供できるスキルを身に付けながら、
    いずれは自分から働きかけ、患者さんとご家族、
    社会との橋渡し的役割が果たせるようになっていきたいと思います。

    研修を検討している方へのメッセージ

    私たちも研修に入る前は、とりだい病院はとても大きな病院で、
    ちょっと敷居が高いかなと感じていましたが、実際に入ってみると全然そんなことはなく、
    現場のドクターや看護師さんも、少しでもわからないことがあると気軽に優しく教えてくださるので、
    居心地良く研修を受けています。
    診察の現場を知る貴重な学びの機会ですので、連携を深めて、
    地域全体で患者さんとご家族を支えていけるようになればと思います。


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