ロボット手術による副腎摘出術を国内で初めて実施

当院泌尿器科では、手術支援ロボット“ダビンチ”を用いた副腎摘出術を無事に実施し、6月29日(月)に記者説明会を開きました。

副腎は左右の腎臓の上にあり、ホルモンを分泌する臓器です。この臓器に腫瘍ができると、ホルモンの分泌が過剰となり、ムーンフェイス(満月様顔貌)や高血圧、肥満になることがあります。その場合、副腎を摘出が標準的な治療で、開腹手術や腹腔鏡手術が行われています。“ダビンチ”による副腎摘出術は保険適用外でありますが、数年後の適用を目指して当院が国内で初めて手術を実施しました。

武中副病院は、「傷口が小さく出血量を抑えられたというだけでなく、難易度の高い手術が安全にでき、手術時間もより短縮された。患者さんへのメリットは大きい。」と今回の手術について語りました。

今後は、これらの手術実績からロボット手術の安全性等が評価されて保険適用に向かっていくこととなります。

 

 

ロボット手術副腎①
会見の様子
ロボット手術副腎②武中副病院長、森實講師