当院の「褥瘡(床ずれ)発生率」が国立大学病院でトップの成績となりました

褥瘡(じょくそう)とは一般的に「床ずれ」ともいわれ、寝たきりなどのため、背中やお尻など体重で圧迫されている部位の血流が悪くなり、皮膚がただれたり傷ができてしまうことをいいます。

この度、当院における平成26年度の「褥瘡発生率」が、全国42の国立大学病院中で最も低くかったことが、国立大学病院看護部長会議から報告されました。

当院では、形成外科医師、皮膚排泄ケア認定看護師、理学療法士、栄養管理士など多職種からなる「褥瘡対策チーム」を中心に、NST(栄養サポートチーム)など院内の他の医療チームとも連携しながら、組織横断的に褥瘡治療及び予防ケアを行っています。

今回の結果は、当院が褥瘡ケアの重要性を認識し、病院全体で取り組むとともに、地域の医療機関とも積極的に連携し、術前から入院中、退院後までトータルでケアしている成果だと考えております。

今後も患者さんのQOL(生活の質)を一番に考えた「褥瘡ケア」を進めてまいります。

【参考】皮膚排泄ケア認定看護師について(看護部ホームページ)