循環器内科 入局者募集

循環器内科に入局を希望される方へ。

循環器内科は虚血グループ、不整脈グループ、心不全・睡眠時無呼吸グループの3グループに分かれております。

初期研修医、後期研修医に関しては、グループの枠にとらわれず、循環器疾患全般を経験することができます。

3年目の先生のとある1週間

月曜日 8:00-8:30
第一内科カンファレンス
病棟回診
入院患者エコー
16:30-17:30
心カテカンファレンス
病棟回診
火曜日 関連病院出張(外来)
水曜日 7:30-8:30
循環器カンファ
外来心エコー
(午前)
病棟回診
入院患者エコー
17:30-18:30
心リハカンファレンス
木曜日 外来心エコー
トレッドミル検査(午前)

虚血カテーテル検査(午後)

カテーテル検査画像検討会

病棟回診
金曜日 運動負荷シンチ 外来急患係 病棟回診
入院患者エコー
  • 上記他に各グループカンファレンスを週1回行っております。
  • 月1回ペースで抄読会、関連病院との内科研究会、心臓血管外科と術前・術後の合同検討会を行っております。
  • また月3回の第一内科の日当直の勤務に加えて、緊急カテなどの急患にオンコールで対応する当番も順番で担当します。急性期病院の循環器内科として日常診療業務も忙しいですが、医局員が発表・参加を希望する各種研究会や国内外の学会に関しては、参加出来るよう科内で支援する体制を整えております。

関連病院の出張について

  • 大学病院の医師は週1回程度、関連病院等に出張を行っております。
  • 当科は西は島根県安来市、東は鳥取市まで関連病院等に医師を派遣しております。
  • 業務内容は外来、心エコー係、急患係、心臓カテーテル検査のセカンド(助手)についたりなど、派遣先病院のサポートをしています。
  • 大学の受け持ち患者さんには主治医の他に副主治医が診療しており、出張の場合はその先生が対応します。

グループ紹介

虚血グループ

急性心筋梗塞や狭心症など検査、治療を主として診療、研究を行っています。
鳥取県西部では関連病院の山陰労災病院ともに急性冠症候群の救急搬送や紹介が多数あります。最新の冠動脈CTや心臓MRIを用いて事前の冠動脈疾患診断や心筋の評価などにも力をいれております。また多施設共同臨床試験にも多数参加しております。

不整脈グループ

高周波カテーテルアブレーション(Radiofrequency Catheter Ablation : RFCA)、ペースメーカ植え込み術、植え込み型除細動器( ICD )植え込み術、心室再同期療法(Cardiac Resynchronization Therapy : CRT )などの治療、研究をおこなっております。また国内のアブレーション治療のパイオニアである土浦協同病院に医局員を国内留学に派遣してからは、心房細動根治療法としての肺静脈隔離術(PV isolation)は増加しており、山陰地方でトップの症例数を誇ります。

心不全・睡眠時無呼吸グループ

心不全患者の全般のマネージメントや心臓リハビリテーション、心不全の再入院予防や増悪因子などの診療・研究を行っております。また心血管リスクの原因と言われる睡眠時無呼吸の診断や治療、最近では中枢性無呼吸に対してASV(adaptive servo ventilation)の導入を急性期積極的に導入しております。

心エコーグループ

高齢者の多い鳥取県の特性にも合わせ、高齢者における心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症など)に関して研究に取り組んでいます。最近は3Dエコーを用いた弁膜症の評価など研究もおこなっております。

当科での身に付けることが出来る循環器手技

  • 経胸壁・経食道心臓超音波検査
  • 心肺運動負荷試験、心筋シンチグラフィー
  • 心臓カテーテル検査(診断カテーテル検査)
  • 電気生理検査(カテーテル検査)
  • 一時ペーシング留置
  • 恒久的ペースメーカー植え込み・交換術

上記は“基本的手技”ですから、循環器内科研修の間に一人で出来ることを目指した教育を行っています。

循環器内科に入局してから

  • 大学院に関しては入局してから社会人大学院としていつでも入学は可能です。入局して数年たってからも入学する先生もいます。
  • 大学院入学に関しての希望や不明な点がありましたら、見学の際に聞いてみて下さい。
  • 当科で取得可能な主な認定医・専門医としては以下があります(カッコ内は取得の最短期間)。医局としては特にこれから入局される先生、若手医師に認定医や専門医取得を積極的に勧めており、取得をサポートする制度も設けております。
    • 日本内科学会認定内科医(卒後3年)、日本内科学会総合内科専門医(認定内科医取得後3年)
    • 日本循環器学会循環器専門医(認定内科医取得後3年)
    • 日本心血管インターべンション治療学会認定医、専門医(専門医は循環器専門医取得が条件)
    • 日本高血圧学会高血圧専門医(認定内科医取得が条件)
    • 日本超音波医学会認定超音波専門医
    • 日本不整脈学会不整脈専門医(循環器専門医取得後2年が条件)

鳥取大学循環器内科の利点

循環器疾患、特に虚血性心疾患は糖尿病などの生活習慣病と密接な関連があります。また二次性高血圧などの診断、治療において内分泌の知識が重要です。当科ではこれらの診療において内分泌代謝科の先生に気軽に相談することができます。このように一般内科医としての修練が可能なことも当科の利点です。

・若手医師より
・新入局の先生

友森匠也
(平成23年 鳥取大学医学部卒)

はじめまして。循環器内科の友森匠也と申します。私は初期研修を鳥取大学病院(2年目は鳥取赤十字病院でたすきがけ研修)で行い、3年目より第一内科に入局しております。入局後の3年間は後期研修として、循環器領域を万遍なく経験させて頂き、その後の2年間は山陰労災病院に出向して、市中病院での診療も経験させていただきました。現在、大学病院に勤務しております。 当院は山陰地方の中核病院の一つであり、心疾患集中治療室(CCU)、ハイブリッド手術室などの施設に恵まれ、また最先端の医療にも触れることができます。病態が複雑で難しい症例も多く経験しますが、当科では心不全、虚血、不整脈の循環器の主要グループがあり、相談し助言頂ける環境があります。

また最先端だけに着目するのではなく、基本を大切にする考え方が根付いており、バランス感覚の大切さ、丁寧に考える習慣をつける重要性に気づく環境があると思います。市中病院で診療させて頂いた際にも大学で学んだ事がいかされ、大変勉強になりました。

循環器疾患は重症・緊急症例が多く、大変なこともありますが、先輩・同期・後輩の先生方に助けて頂きながら仕事ができています。また症例が偏りすぎないよう配慮いただける面も、有難く思います。

大学病院では、学会発表や基礎研究にも力を入れており、日々忙しい臨床業務の中でも、じっくり考える機会があると思います。実際、そうした経験は臨床に還元され、また違った見方ができるように感じます。とはいえ、まだまだ至らない点が多く、今後も日々精進してまいりたいと思っております。

日々の診療は忙しく大変なこともありますが、皆がモチベーション高く取り組み、お互いに刺激を受ける環境があり、診療能力をつける環境が第一内科にはあると思います。興味のある方は是非一度、見学にお越しください。

友森匠也

辻本大起先生
(公立八鹿病院にて初期研修)

本年度より第一内科に入局致しました辻本大起と申します。鳥取大学を卒業し、出身地である兵庫県内の病院で初期研修を行いました。学生時代から循環器学に興味がありましたが、偏りなく様々な症例が経験でき、臨床はもちろんのこと研究・教育にも力をいれているため大学病院へ入局致しました。現在は周囲の先生方に支えられながら循環器内科医としての一歩を踏み出すことができ、大変充実した日々を過ごしております。大学病院では虚血・不整脈・心不全と各グループの先生方のバックアップの元で主治医として症例を担当し、循環器について総合的にしっかり勉強できるように週間予定も配慮して頂いています。業務としてただこなすのではなく、一つ一つしっかり考察しながら診療に取り組むことで、少しずつではありますが、力がついてきているように感じます。間違った判断や考えについては各分野を専門とする先生方から意見を伺うこともでき、一つの症例からとても多くのことを学ぶことができます。また、若手の上級医の先生が担当医として共に診療にあたるため、ちょっとした悩みもすぐに相談でき非常に働きやすい環境であると思います。さらに鳥取大学第一内科は循環器内科と糖尿病・内分泌内科で構成されており、循環器と密接に関わりのある糖尿病・内分泌分野の専門の先生方に病棟などで相談しやすい環境で大きな魅力となっています。日々の診療は忙しく大変なこともありますが、皆やる気にあふれており力をつける環境としては申し分ないと思います。興味のある方は是非一度、見学にお越しください。一緒に第一内科を盛り上げましょう。

辻本大起

若手医局員の国際学会発表

欧州心臓病学会(ESC congress 2018) 参加報告
中村研介 先生(心不全グループ)

この度、当院当科での心不全患者の終末期治療における意思決定についての臨床研究がまとまり、欧州心臓病学会:European Society of Cardiology (ESC) Congress 2018のポスターセッションで発表の機会がありましたので、報告をさせていただきます。

ESC Congressは約150の国と地域から3万人以上が参加する、大変大きな循環器系の国際学会で、近年はアメリカ心臓病学会:American Heart Association(AHA)をもしのぐ勢いを感じる学会になっています。

今回の学会は2018年8月25日から29日にかけてドイツのミュンヘンで開催されました。ミュンヘンはドイツではベルリンやフランクフルトに次いで3番目に大きな都市で、ドイツ南部バイエルン州に位置しますが、日本に比べると8月には既に涼しくなりはじめ、日本の猛暑を忘れる過ごしやすい気候でした。

学会会場入り口にて学会会場入り口にて

学会場はミュンヘン郊外のミュンヘンメッセにあり、写真のように大変賑わっていました。ポスター演題数は6000を超え大変な数でしたが、日本との文化の違いもあり、普段の日本の臨床からは考えの及ばないような、新規性を持った研究も見られました。講演も複数拝聴しましたが、特に心臓弁膜症のカテーテル治療である経カテーテル大動脈弁植え込み術:Transcatheter Aortic Valve Implantation(TAVI)や経皮的僧房弁形成術(Mitra Clip)に関連した話題、心不全の新しいデバイス治療(小型心臓ポンプ:ImpellaやInter atrial shunt deviceなど)の話題は、近年の循環器診療でも注目を集めている内容で、大変勉強になりました。

ポスター会場にてポスター会場にて
ポスター会場にてポスター会場にて

今回、Surrogate decision-making for life-sustaining treatments in patients with heart failure: sex differences in surrogate decision-maker preferencesと題し、日本人の心不全患者の終末期治療に関する意思決定について考察させていただきました。心不全患者の終末期では治療の希望に関する話し合いに本人の同席する割合が非常に少なく、代理意思決定が多いことや、意思決定の内容に代理人の性差が認められることなどが明らかとなりました。(ESC Heart Failureに論文として投稿し掲載をされております。ESC Heart Fail.2018 Sep 27. doi: 10.1002/ehf2.12352.)

ポスター発表の質疑では緊張感もありましたが、海外の先生からも質問をいただき、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。また、現地に足を運ばれた日本人の先生方からも複数質問をいただき、研究の結果を今後臨床にどう生かし、新たな取り組みを始めれば良いのか議論することができました。

学会期間中、ミュンヘンの市内も観光や、ドイツのプロサッカー(ブンデスリーガ)開幕戦の観戦をしてきました。ミュンヘンを本拠地とするバイエルンミュンヘンの開幕戦はホームスタジアムに75000人の大観衆が詰めかけ、大変盛り上がっていました。

小生自身、国際学会での発表は初めてで、英語での質疑応答の練習をはじめ慣れないことも多く、苦労もありましたが大変貴重な経験となり、今後もぜひ国際学会にチャレンジしていきたいと思いました。情報発信を通して得られることはただ発表の経験を積むだけではなく、同じようなテーマに興味を持つ他施設の先生方との交流や、今後ともに研鑽を積んでいくための貴重な情報共有の機会になることも学びました。

また、こういった経験を積むにあたり、自身が疑問に感じたことを一つ一つ時間を作って解決し、より新しい知見を得るために日々着実にデータを解析し、積み重ねていくことの重要性を感じ、今後もより一層努力していきたいと思いました。

ドイツサッカーブンデスリーガ観戦 アリアンツアレーナ<br />(バイエルンミュンヘン ホームスタジアム)ドイツサッカーブンデスリーガ観戦
アリアンツアレーナ
(バイエルンミュンヘン ホームスタジアム)
入局者募集
第一内科では新入医局員を募集しています。医局・病院見学は年間を通じて受け付けています。入局、研修に関するお問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。
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