柳原先生の論文がJournal of cardiovascular pharmacologyにアクセプトされました

J Cardiovasc Pharmacol, 2013 Sep 25 
 
Discharge Use of Carvedilol is Associated with Higher Survival in Japanese Elderly Patients with Heart Failure Regardless of Left Ventricular Ejection Fraction. 
 
Yanagihara K 1), Kinugasa Y 1), Sugihara S 1), Hirai M 1), Yamada K 1), Ishida K 1), Kato M 1), Yamamoto K 1).

1) Division of Cardiovascular Medicine, Department of Molecular Medicine and Therapeutics, Faculty of Medicine, Tottori University, Yonago, Japan.

 

β遮断薬の生命予後改善効果は国内外の臨床試験で既にエビデンスとして確立されていますが、これらの試験の対象患者は比較的若い左室収縮能の低下した心不全患者のため、高齢心不全患者でのβ遮断薬の有効性は確立されていませんでした。

また、高齢者に多い左室駆出率の保持された心不全患者での有効性についても同様です。

この論文は、β遮断薬のひとつであるカルベジロールが左室収縮能にかかわらず高齢の心不全患者において生命予後改善効果があることを示しています。

近年、増加している高齢心不全患者への治療方法を提唱する重要な論文と考えられます。

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