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高度な医療に挑戦しつづける職種のコト。高度な医療に挑戦しつづける職種のコト。
管理栄養士
管理栄養士
鳥大病院の
管理栄養士の特色
1
患者さんを、栄養だけで
なく精神面でも満たす
食事を提供

鳥大病院の献立は管理栄養士が作成。旬の食材などを取り入れた、患者さんが楽しめる献立づくりを行います。また嚥下障害や食思不振などの患者さんに向けて個別の献立を作ることもあります。

2
患者さんの症状や
生活状況に合わせた、
柔軟な栄養指導

患者さんの外来・入院時に栄養指導を実施。フードモデルなどを用いてわかりやすく説明を行い、患者さんごとに最適な食事療法を考えられるよう、食事・栄養に関する幅広い知識が求められます。

3
食と栄養のプロとして、
他職種の職員とともに
チーム医療に参画

当院では栄養サポートチームや糖尿病支援チームなどに管理栄養士が参加。患者さんの病状や治療・リハビリの状況について医師や看護師と確認しながら、栄養状態の改善を通じて治療を支えます。

基本的な勤務体系
◯早番(7:30〜16:00) 
◯普通勤務(8:30〜17:00) 
◯遅番(10:00〜18:30)
普通勤務の
スケジュール例
朝礼 8:30〜
入院・外来、
個人栄養指導、
指導記録
9:00〜
担当病棟栄養管理
(2A・2CD・8B)
11:30〜
休憩 13:00〜
入院・外来、
個人栄養指導、
指導記録
14:00〜
給食業務
(嚥下食献立関係)、
委員会業務
(リスクマネージャー
業務・
栄養部運営委
員会資料作成)
15:30〜
事務所清掃 16:45〜
終業 17:00
施設・設備
栄養相談室・調理実習室
栄養食事指導を行う専用室を設け利用しています。
微酸性電解水
ノロウイルス対策を主として食中毒などの衛生管理に利用し、食品洗浄、調理機器、まな板、包丁、シンク、施設清掃にも利用しています。
調乳室
無菌室に準じた設備を調理室内に設置し、乳幼児のミルクを調整しています。
真空調理器
食中毒予防のため加熱した食品を急速に冷却する調理機器です。
スチームコンベクション
オーブン
温度と湿度の調整で焼き物、蒸し物以外にも煮物や炒め物、揚げ物風料理も調理できます。
ラウンドベア
大容量の回転立体型食器乾燥保管庫です。
生ごみ処理機
バイオ製剤の働きで生ゴミを排液として分解処理します。概ね24時間で1日に出る給食生ゴミを廃水できる基準に処理しています。
非常食
災害時対策として非常食と飲料水を3日分常備しています。
よくある Q&A
  • 産休や育休に
    ともなう休職制度は
    ありますか?

    休職制度だけでなく、
    妊娠中や復職後の
    職員に対する
    サポート制度もあります。

    産休・育休ともに多くの取得実績があります。また妊娠期間中は、担当の業務量を調整するなど労務軽減を行っています。育休からの復帰に対しても、早番・遅番勤務、家族の体調不良時の勤務変更対応など、栄養部全体で支援体制をつくっています。また保育所に子どもを預けることができないような場合は同伴出勤も認めており、その実績もあります。もちろん、男性職員の育休取得も積極的に推奨。もっと具体的な内容については、病院見学のときなどに、ぜひ職員たちに直接尋ねてみてください。
  • 鳥大病院の栄養部では、
    どのような専門資格をとることが
    できますか?

    一人ひとりの興味や希望する
    キャリアに応じて、
    多様な資格を取得できます。

    近年、さまざまな職能団体や学会による専門資格認定制度があり、国際的に通用する認定資格も増えてきています。栄養部の職員も、病態別認定管理栄養士など専門性を高めるものだけでなく、経営スキルや食品学、介護・福祉における調理技術など、それぞれの興味に応じて多岐にわたる資格を取得しています。資格については「どれを取らないといけない」というようなことはなく、基本的には本人の興味や将来の方針に任せています。
  • 鳥大病院の栄養部で
    働くには、どんな心がまえが
    必要ですか?

    患者さんの最善の治療のために、
    何ができるかを考え続ける
    姿勢が求められます。

    食は文化であり、継承すべき地域の伝統である一方、調理法や栄養素といった情報については、最新の正しい知識を追い続けなくてはいけません。また食事は予防医学、治療、癒しとなる、非常に大切なもの。管理栄養士はこれらのことをきちんと踏まえた上で、患者さんやご家族、医療チームの仲間に、食事療法の方針や献立について、わかりやすく伝える必要があります。そのためには、人を思いやる心や、相手の気持ちをくみ取り、相手のために自分が何をすべきかを考えられる姿勢が求められます。
先輩に聞く
「鳥大病院」が
めざす
管理栄養士像
とは?
病院でも食事を
楽しんでほしい。そのために
管理栄養士ができること。
熊谷 有実子 勤務歴:5年
病院において食事は「治療」の一環です。だから管理栄養士としては「いかに必要な栄養をとってもらうか」に意識が向きがち。でも私は「いかに食事を楽しんでもらうか」も大切にしています。例えば咀嚼が難しい患者さんには、果物やアイスクリームのように喉ごしがよく栄養価が高い食品への代替案を考えるなど、治療を頑張るための英気を養う時間としても食事を捉えています。また鳥大病院の管理栄養士は、チーム医療の一員として他職種の専門知識を学ぶ機会が多いですが、医療知識もまた栄養指導の質を高める上で重要です。病気や薬の知識があれば、患者さんの症状を予測し、「この病気なら、こんな症状がつらいですよね」と寄り添える。すると患者さんにも栄養指導に積極的になってもらいやすくなるのです。食事を楽しめるとQOLが上がり、治療にも前向きになれるという好循環が生まれるはず。何でも話せる親しみやすい管理栄養士をめざし、今後も知識量とコミュニケーション力の両方を高めていきたいです。
熊谷さんの上司藤岡さん
熊谷さんの
「ココが成長した!」と
感じるところを
教えてください。

入職当初は、自己主張が控えめで遠慮深い性格でした。でも他職種の人たちと協働するうちにさまざまな知識や視点を取り入れたことで、いまでは多方面に気を配りながら、言うべきこと、指示すべきことをはっきり伝えられる頼もしい存在になりました。

熊谷さんの
「管理栄養士としての強み」
は何でしょうか?

熊谷さんは他者の気持ちを汲み取り、適切な関わり方を考える力に優れています。積極的に話しかけるほうが良いか、あるいは相手が一人で考えをまとめる時間をとるべきかなどを見極める判断力が高く、私が学びや気づきを得ることも多いです。

熊谷さんにとって、
藤岡さんってどんな人?
私のメンターである藤岡さんは、業務で行き詰っているときには的確なアドバイスをくださり、どんな悩みも親身に聞いてくださる、とても頼れる先輩です。いつも患者さんに優しく寄り添っている姿は、私の目標でもあります。
熊谷さんの後輩 佐古さん
熊谷さんは
どんな先輩ですか?

熊谷さんは、私のどんな些細な疑問や質問にも、いつも丁寧に向き合ってくれます。特に私の入職当初は、管理栄養士の業務内容について、ご自身の具体的な体験や業務手順の根拠などを詳しく教えてくださり、その誠実さに感動しました。

熊谷さんの
「ココがすごい!」と
感じることを
教えてください。

会話を通して一人ひとりの患者さんから多くの情報を集め、整理し、最適な献立や栄養指導の方針を的確に判断されるところです。またその方針をいかに患者さんに説明し、安心して食事できる環境をつくるか、毎日入念に準備されている姿も尊敬しています。

熊谷さんにとって、
佐古さんってどんな人?
忙しい中でも周りの状況を見ながら行動できる、優秀な後輩です。患者さんへの接し方も優しく思いやりがあり、これからもっと一緒にいろんな仕事をしながら、学べる点は私もどんどん学んでいきたいと思っています。
※勤務歴などインタビュー内の情報は、2021年取材当時のものです。