活動報告

第5回 T-HOC特別セミナーの開催報告

平成29年度第5回T-HOC特別セミナーを10月28日(土)、13時30分~15時45分 鳥取市の県民ふれあい会館にて開催しました。初めての東部開催でしたが、行政、医療関係者、一般の方など約90名の方に参加していただきました。

平成29年10月28日(土)、鳥取県地域医療介護総合確保基金 「鳥取大学医学部附属病院在宅医療推進のための看護師育成支援事業」 平成29年度第5回 T-HOC特別セミナー」を開催しました。

初めに鳥取大学医学部附属病院 副病院長 武中篤が「本セミナーでは、受講生を始め、医療・介護の関係者や地域の皆様が訪問看護と在宅医療について最新の知識を得、それぞれ相互の絆を深める機会にして頂くことを目的としている。」「鳥取県の在宅医療の担い手を養成していくために、県と協力しながら今後とも本事業を推進してまいります」と開会の辞を述べました。

 

 武中先生

<武中副病院長>

続いて、公益社団法人 鳥取県看護協会長の内田真澄様より来賓のご挨拶を頂戴いたしました。

内田会長

<内田会長>

 

○●講演●○

・基調講演として鳥取県福祉保健部健康医療局 医療政策課医療人材確保室長 笠見 孝徳様より、「在宅医療の多職種連携における看護師への期待」と題し講演をして頂きました。

今後、全国でも本県でも高齢化は進展していく現状の中、医療や介護が必要な状況になっても、出来る限り自宅で暮らしたいと思う人は多くなっている。そんな中、看護師に期待することとして、在宅における連携体制、地域包括ケアシステムでの多職種連携などがあげられ、「看護は、対象となる人々を、どのような健康状態にあっても、人生を生きる一人の個人として総合的にみる。」と最後に締めくくられました。

笠見室長

<笠見室長>

 

・実践報告として公益社団法人 鳥取県看護協会 鳥取県看護協会訪問看護ステーション 訪問看護師の平尾佳奈さんをお招きし、「新卒で訪問看護師になって」と題し、ご講演頂きました。

鳥取県初の新卒訪問看護師になろうと思ったいきさつ、実際訪問看護師の道に進んでから、経験したこと、発見したことなど自身の体験談についてお話しいただきました。最後にアットホームな職場で働けていることが“私の強み”と話されました。

平尾さん

<平尾 佳奈氏>

 

・特別講演として鳥取大学大学院医学系研究科 臨床心理学講師 竹田伸也さんに、「信頼関係を築くコミュニケーション」と題し、言葉を使わずに相手の信頼を育むには、どうすればよいか。口調、顔の表現、距離感等について、実例・演習を交えてお話し頂きました。

 

「相手との位置で与える印象が違う」・・・話題の内容や患者の状態によって、患者が心地よいと感じる距離は異なるため、そのて都度、距離を変える柔軟さが求められる。

「口調が相手に与える印象は大きい」・・・相手の口調のペースに同調せず、ゆったりと接することで、落ち着いたやり取りが出来る。

「うなづきや沈黙は大きな力をもつ」・・・うなづきは相手の話をしっかり来ている事を相手に示す、非言語コミュニケーション。支援者には、沈黙の意味を見出し、沈黙に自然と耐える力が求められる。

「表情ひとつで話しやすさが異なる」・・・表情で相手の話しやすさが違ってくる、話題に応じた表情を示すと、相手はとても話しやすくなる。

「医療者の態度は相談を生かすも殺すも」・・・忙しそうにしていると、相手は安心して援助者に心を開くことが出来なし。医療者のゆっくりした態度は、「じっくりお話を聴きます」という強いメッセージになる。

など、コミュニケーションについてたくさんのことをお話しいただきました。

 

竹田先生

<竹田 伸也氏> 

竹田先生② 

<講演の様子>

 

講演後のアンケートでは以下の感想がありました。

・笠見室長に講演を聴いて、鳥取県における在宅医療の現状が把握できた。

・鳥取県の統計から分かる現状と、今後の見通し、それのともなう看護に求められる事について理解することが出来ました。

・平尾さんの話を聴いて、訪問看護の魅力がさらに感じました。

・平尾さんの経験からくる話で説得力があり、頑張っている姿に感動しました。

・竹田先生の講演を聴いて、言葉の内容だけでなく、非言語的コミュニケーションにも気をつけながら、会話をしていく事を心がけていこうと思いました。

・役立ちそうです。特に、“尊厳を守る”という項目は、これからの看護実習においてとても参考になり、実践に活かせる講義でした。

 

最後は、在宅医療推進支援室長 花木啓一の閉会の挨拶の後、第5回T-HOC特別セミナーは終了しました。

花木室長

<花木室長挨拶>

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