概要

鳥取大学医学部附属病院は「地域と歩む高度医療の実践」を理念とし、山陰における特定機能病院として、先進的な医療の提供と地域医療への貢献、最後の砦としての役割を担っています。病床数は697床、40診療科を有し、約1,900人のスタッフは、トップレベルの診療と医学教育・研究に日々邁進しています。

2011年、低侵襲外科センターを設立し、全国に先駆けて手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた最先端の内視鏡手術を実施してきました。ロボット手術の安全性確保のため、手術の中止条件等を含めた使用内規を独自に作成し、外科系全科が壁を越え横断的に連携する体制を構築。2022年から、「ダビンチXi」と「ダビンチX」、国産初の手術支援ロボット「hinotori」を導入し3台体制となり、泌尿器科、女性診療科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、頭頸部外科と幅広い診療科で使用しています。手術件数は1,900例を超え、この実績は国立大学病院でもトップクラスを誇っています。

その他、がんゲノム医療センターや先進内視鏡センター、スポーツ医科学センター、腎センターを設置するなど、 先端医療の導入に積極的に取り組んでいます。
また本院は地域の拠点として地方創生の一翼を担い、医工・産学連携による医療機器等の共同開発と商品化に力を入れています。
研究機関としては、各種疾患の病態の解明、新しい診断・治療方法の開発など絶えず世界に向けて情報を発信してまいります。

今後も安全かつ高度な医療を地域の皆様に提供できる優れた医療人の教育養成機関として多様性を重視し、職員ひとりひとりが自ら主体となって病院を作るという考え方を持って、地域の皆様とともに、愛され信頼される大学病院を目指していく所存です。