概要

緩和ケア
  •   0859-38-6292

診療内容

  • がんと診断された方の痛み緩和を中心とした症状緩和を行っていきます。
  • 原則として、院内および他院からの紹介による受診となります。
  • 入院中、当科が診察した患者さんは、退院後も引き続き、当科外来でのフォローが可能です。。
  • 高度の腹水による苦しみを緩らげる治療も行います。

 

症状緩和

痛みのコントロール
痛みは我慢するものではありません。
「がんは苦しいもの、痛いもの」というのが、従来のがん治療の考え方でした。しかし今では、がんの痛み、あるいは治療によって生じる痛みや副作用は積極的に取り去ることを目標とします。

モルヒネを代表とする医療用麻薬の使用によって社会復帰を目指します。
医療用麻薬に対する偏見はまだまだあります。しかし、医療用麻薬による痛み治療で、きちんと痛みがなくなれば退院して社会復帰することも十分可能です。
患者さんの痛みの状態に合わせて、NSAIDs医療用麻薬(オピオイド)ステロイド鎮痛補助薬などを使用し、最大限痛みをとっていきます。
また、上記薬剤の他にも、痛みをとる方法として、放射線療法神経ブロックなどの方法があります。

 

嘔気・嘔吐
嘔気・嘔吐も原因に応じて対処法がことなってきます。オピオイド(医療用麻薬)が嘔気の原因となる場合、腸管運動が弱っている場合、あるいは腸が何らかの原因で閉塞している場合等、原因に応じて異なる薬剤を使用し改善を図ります。

 

便秘
寝て過ごすことが多くなるほど便秘気味になります。基本的には便が硬くなり、腸の動きが低下します。その対策として、便を柔らかくする薬や腸の動きを促す薬を使い便秘改善を図っていきます。

 

不眠
不眠にも種類があります。
  1. 入眠障害(寝つけない)
  2. 早期覚醒(一旦寝てもすぐに目がさめる)
  3. 抑うつ症状によるもの
  4. 不穏・せん妄を伴うもの
患者さんの症状に合わせて精神科医の診断の元、最も適した薬を用い不眠を解消していきます。

 

全身倦怠感
症状がすすんでくると、痛みよりも「しんどさ」が生じてくることがあります。だるい、足が重い、体が落ち着かないといった様々な形をとります。
倦怠感に対してステロイドが有効です。その方の症状に合わせてステロイドの種類、量を調整していきます。

 

食欲不振
食欲不振も多くの患者さんに生じます。このような時「頑張って食べる」といったような精神論では対応不可能です。 栄養士とも相談して、できるだけ食べやすいよう工夫し、患者さんが食べたいと思うものを一緒に考えていきます。

 

呼吸困難
呼吸困難の緩和は、緩和ケアにとって重要なものの一つです。
モルヒネをはじめとするオピオイド(医療用麻薬)は、呼吸困難の緩和に重要です。その他、ステロイドや不安薬などを用いて呼吸苦を軽減させていきます。

 

せん妄・混乱
症状がすすむと多くの患者さんにせん妄が出現すると言われます。
内服が可能な場合、内服が出来ない場合など、患者さんの状態に応じて精神科医の診察の元、適切なお薬を使用していきます。

 

腹水・胸水
胸水・腹水にはステロイドが多くの症例で奏効します。また必要に応じて利尿薬等使用していきます。
新しい腹水治療・KM-CARTもご参照ください。

 

こころのケア
がんと診断された時、治療が長引く時など、様々な状況で不安やうつ状態になる方(患者さん・家族)は決して珍しくありません。
  • 気分が落ち込んで、何もする気になれない
  • イライラして落ち着かない
  • 眠れない
  • 孤独感
など様々な心の悩みに対して、精神科医や臨床心理士を始めとしたスタッフがご相談に応じます。



外来案内

火曜日 9時〜12時 吉本美和医師
木曜日 9時〜12時 辻谷俊一医師