心臓血管外科 概要

 

診療内容

専門分野・診療内容・特色

 

特徴的な医療機器等
  • 経皮的心肺補助装置(PCPS)
  • 補助人工心臓装置(体内植込み型補助人工心臓実施施設として認定されました)
  • 大動脈内バルーンパンピング装置

診療実績

成人後天性心疾患を中心としてとして虚血性心疾患、心臓弁膜症、胸部や腹部大動脈、さらに末梢血管まで最先端の技術・手術手技を取り入れた心臓血管外科に取り組んでいます。

冠動脈バイパス術では、心拍動下手術を90%近くの患者さんに行い、早期回復、早期退院が可能となっています。弁膜症では可及的に自己弁を温存する弁形成術を第一選択とし、一方、手術創が10cm以下で同じレベルの手術が可能なMICS (minimally invasive cardiac surgery)手術にも取り組んでいます。さらに大血管治療では、胸部、腹部大動脈瘤に対して経皮的あるいは開胸手術との併用によるステント治療を導入し、良好な成績をあげています。
当科のもう一つの特徴は、心筋症など従来の治療法では救命できない重症心不全に対して、補助人工心臓植え込みをはじめとする多様な取り組みを積極的におこなっていることです。

診療実績:(2022年1月〜12月)
心臓・血管手術症例総数 (内、心臓・胸部大血管手術症例数) 476例 (215例)
冠動脈バイパス手術(単独のみ) 32例
大動脈弁置換術(うち、MICS) 68例(3)
TAVI手術 42例
僧帽弁置換術 9例
僧帽弁修復手術(うち、ダヴィンチ支援下手術) 25例(20例)
胸部大動脈瘤手術(TEVAR除く) 39例
急性大動脈解離手術 16例
胸部大動脈瘤に対するステントグラフト手術 24例
補助人工心臓装着手術 1例
その他の開心術 15例
腹部大動脈瘤手術(EVAR除く) 11例
腹部大動脈瘤手術(ステントグラフト) 41例
閉塞性動脈硬化症に対するバイパス手術 22例
閉塞性動脈硬化症に対する血管内手術 10例
シャント造設術 81例
下肢静脈瘤手術 37例
動脈血栓除去術 10例
その他の手術 49例

医師紹介

教授 吉川 泰司(よしかわ やすし)

講師 岸本 祐一郎(きしもと ゆういちろう)

助教 大野原 岳史(おおのはら たけし)

助教 熊谷 国孝(くまがい くにたか)

助教 坂口 祐紀(さかぐち ゆうき)

助教 角 尚紀(すみ なおき)

助教 岸本 望(きしもと のぞみ)

医員 吉川 侑希(よしかわ ゆうき)

医員 山根 和真(やまね かずま)

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