心臓リハビリテーションの紹介

当院では心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)の施設基準認定を受け、2009年4月から心臓疾患や大動脈疾患を有する患者さんへの専門的なリハビリテーションを開始しています。心臓リハビリテーションとは、心疾患で入院した患者さんが、これまでの日常生活を取り戻すこと、仕事へ復帰できること、そして心疾患での再入院を防ぐことを目標に行うリハビリテーションです。

心疾患で入院された患者さんは、心臓の機能が低下して全身へ血液を送る力が弱くなり、日常生活で呼吸困難感や胸部不快感などの自覚症状が出現するようになります。また、不整脈などの突発的な症状出現により、運動や活動に対する恐怖心を抱く方も少なくありません。当院の理学療法士は、循環器内科の医師や看護師と連携し、病態把握と全身状態の評価を行いながら、入院早期から適切かつ安全に運動や動作練習を実施して、退院に向けた支援を行っています。また、心疾患の原因が生活習慣病といわれる糖尿病、高脂血症、高血圧、喫煙などが影響していることもあり、退院してから数週間~数か月で再び入院される方も少なくありません。心疾患で入院された患者さんが長きに渡り地域でお過ごしいただくためにも、こうした再入院を予防していくことが重要であると認識しています。このような問題を解決すべく、当院では、循環器医師、看護師、薬剤師、管理栄養士と協働した多職種連携介入を行っており、チーム医療の一役を担っています。

近年では、心疾患患者さんの高齢化もあり、脳梗塞や変形性膝関節症などで足腰の弱った方や日常生活に介助を要す方も少なくなく、この領域の理学療法士のneedも高まっています。また、当院では重症心不全患者さんの入院も多く、体内式および体外式人工心臓や経カテーテル大動脈弁留置術などの最先端治療の実施施設でもあり、その中で我々も関われることに責任とやりがいを感じながら、一生懸命取り組んでおります。

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