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対象疾患と各実績

咽頭がん

咽頭がん(中咽頭癌切除術)の概要について、ご説明します。
咽頭がん(中咽頭癌切除術)
適応

以下の条件を満たすもの

  • 中咽頭癌、下咽頭癌、声門上癌
  • T2(腫瘍径が4cm以下)までの腫瘍
  • 周囲臓器への浸潤が認められない腫瘍
  • 開口障害がない
術式の概要

ここで掲載している動画は、実際の手術映像となります。このような動画や写真で、気分が悪くなる可能性のある方は、お気をつけください。

右中咽頭癌(側壁型)に対するダヴィンチ支援下咽頭癌切除術です。開口器にて術野を展開した後、口腔内に内視鏡と鉗子を挿入し、手術を行います。画面下方に口蓋垂、画面上方に舌根、画面右側に 口蓋扁桃があります。切除範囲をマーキングした後、粘膜切除を行い、収縮筋を境界にして外側より切除を行います。上方は軟口蓋、下方は舌根部を一部含めて切除します。

開口器で口を大きく開け、手術操作腔を確保します。頭側より口腔を通してダヴィンチ(1本の内視鏡と2本の鉗子)を挿入します。舌を固定し、術野をしっかり露出させます。腫瘍の浸潤範囲を確認し、安全域を確保した上で切除を行います。切除が終了したら、止血を確認し手術を終了します。なお、軟口蓋の欠損が大きくなった場合には、軟口蓋形成術を併施します。

長所・患者のメリット
  • 3Dの拡大画像を見ながら手術を行うことにより、よりよい視野を確保することが可能です。これにより、腫瘍の浸潤範囲を詳細に観察することが可能であり、腫瘍制御率の向上が期待されます。また、微細な血管を描出することが可能であり、出血量の軽減することができます。
  • 鉗子の操作性の向上に伴い、繊細な操作が可能になるのみならず、従来の内視鏡手術では操作困難であった領域での切除が可能となりました。これにより手術適応が拡大され、また手術時間が短縮されます。
  • 早期癌では、放射線治療が選択される場合がありますが、経口的手術を選択することにより、嚥下機能が温存され、口渇・味覚障害などの晩期障害を避けることが可能です。また、入院期間を1週間程度に短縮することができます。
当科のオリジナリティー

経口的手術は、口からダヴィンチを挿入するため、ポート挿入のための皮膚切開は不要で、より低侵襲です。切除前にNBI画像を用いて腫瘍の浸潤範囲を詳細に観察し切除ラインを決めています。

実績
  • 平成26年7月までの実績:5件

頭頸部領域のロボット手術は、薬事未承認であり、鳥取大学と東京医大と京都大学3大学による多施設臨床研究を開始する予定です。
最終的には、薬事申請を行い、頭頸部癌に対して、適応拡大を目指しております。