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対象疾患と各実績

胃がん

胃がん(RADG 胃癌幽門側切除)の概要について、ご説明します。
胃がん(RADG 胃癌幽門側切除)
適応

胃癌治療ガイドラインでは、腹腔鏡下胃切除(LADG)は臨床研究として位置付けられている治療方法です。手術適応は通常の腹腔鏡下胃切除(LADG)と同様です。

  • A.早期がんで、リンパ節転移のない症例(T1N0)
  • B.一部進行がんでリンパ節転移のない症例(T2N0)
術式の概要

ここで掲載している動画は、実際の手術映像となります。このような動画や写真で、気分が悪くなる可能性のある方は、お気をつけください。

胃癌手術において、リンパ節郭清(特に膵臓周辺)は非常に重要な位置を占めています。膵臓上縁から背部にかけて重要な血管が走行しています。胃を養う左胃動脈、肝臓を養う総肝動脈、脾臓を養う脾動脈があり、この血管周囲にリンパ節は脆い脂肪組織に包まれて存在しています。腹腔鏡下手術では、困難であるこの部位のリンパ節郭清が、ロボットを使用することで、より簡単に緻密で出血の少ない操作が可能となります。
手前に見えるのが、膵臓で挙上されていく組織が、リンパ節を含む脂肪組織です。少しずつ膵臓背部が見えてきて、上記の血管が見えてきます。

胃癌手術の特徴として以下の点があげられます。

  • 大網など切離が必要な脂肪組織が多い
  • 処理する動静脈多く、4本ずつある
  • 脾門部から十二指腸まで鉗子の移動距離が大きい
  • 2群リンパ節郭清(D2)が難しい

手術手順は、通常の開腹、腹腔鏡下胃幽門側手術(LADG)と同様です。 胃に入る4本の動静脈血管を処理しながら、リンパ節郭清を行います。これが終了したら心窩部を4㎝切開し、おなかから胃を取り出して、胃切除を行い、吻合しておなかの中に戻します。

長所・患者のメリット

胃癌の手術において、リンパ節郭清は、重要な役割を果たしています。胃癌リンパ節郭清には、次のような特徴があります。リンパ節郭清とは、脂肪組織に包まれたリンパ節を血管周囲から剥離することです。通常の腹腔鏡手術では、手ぶれがあり、これらの脂肪織を一定の力で牽引することは困難であり、そのため脆弱な組織はちぎれやすく出血しやすい傾向にあります。また視野を展開するのに限界があります。特に膵周囲のリンパ節は脂肪に富み、脆弱、易出血性で、12a11pは動脈の背側にあり視野展開が困難です。そのため、2群郭清(D2)は困難で、膵液瘻は,胃癌手術における頻度の高い合併症です。しかし、ダヴィンチを使用することにより、より緻密で精度の高いリンパ節郭清を行うことができ、胃がん手術の重要な合併症である膵液瘻を減らす可能性が高いと考えられます。

当科の特徴

安全に緻密で、精度の高いリンパ節郭清が行なえる。

実績
  • 平成26年7月までの実績:20件