さくらんぼの会

さくらんぼの会
~出会いは奇跡~

鳥取大学医学部附属病院NICU・GCUでは、入院中だけではなく退院後も、お子様とご両親に寄り添った支援をしていきたいと考え、2016年に「さくらんぼの会」という家族会を立ち上げました。

お子様の成長に伴い、ご両親は様々な疑問や不安、戸惑いを感じることがあります。

さくらんぼの会では、そうした気持ちを少しでも和らげ、同じ境遇のご両親が抱えている感情や、お子様に対する思いを語り、共有し、先輩パパ・ママから日頃のケアやお子様の成長に伴った生活について話を聞くことのできる交流の場を作っていきたいと考えています。

さくらんぼの会の対象

当院での入院経験に関わらず、すべてのお子様とご両親を対象にしています。

同じ境遇の家族と繋がりたい、家族同士や医療スタッフと交流したいという方はぜひご連絡ください。

今までに参加されたご家族

  • 早産で生まれたお子様のご両親
  • お家で医療処置(在宅酸素、経管栄養、人工呼吸器など)が必要なお子様のご両親
  • 染色体異常(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)のお子様のご両親
  • 口唇口蓋裂のお子様のご両親
  • お子様を亡くされたご両親(グリーフケア) など
21トリソミーのお子様のご両親の会
18トリソミーのお子様のご両親の会

さくらんぼの会の活動や交流会への参加を希望されるご家族、さくらんぼの会の活動に協力してくださる地域の関係職種の方は、以下の「さくらんぼの会 参加登録」ボタンから参加登録をお願いします。

さくらんぼの会 開催状況

さくらんぼの会は不定期開催です。
開催を希望されるご両親の希望に合わせて、参加者や開催日時の決定をします。

2016年度 6回
2017年度 8回
2018年度 4回
2019年度 2回
2020年度 2回
2021年度 2回(7月現在)

当院での入院経験があるお子様のご両親の協力を得て、「さくらんぼの会」を運営しています。
託児はありませんが、お父さんもお母さんもお子さんも一緒に参加が可能です。

開催日当日

平日(土日・祝日を除く)10時~16時の間の2時間で調整しています。
場所は、鳥取大学医学部附属病院内の会議室等を使用します。
参加人数や、お子様を連れて来られるなどの状況に応じて、十分な広さのお部屋を準備します。

どんなスタッフが
関わっているの?

  • 新生児集中ケア認定看護師(ご両親への連絡・調整も行っています)
  • 臨床心理士
  • 保育士
  • 退院支援専従看護師
  • 小児科医師
  • NICU、GCU看護師 など

どんな話をしているの?

  • 妊娠から現在までの思い、入院中の不安、将来のこと
  • 早産になったことへの罪悪感、今後の妊娠への不安
  • 児の病気に対する罪悪感、経過に伴う不安や心配、子どもとの生活が想像できないことに対する不安
  • 告知を受けたタイミングやその時の気持ち、受け入れたきっかけや時期
  • 普段の気持ちを言える場所がない。なぜ自分の子だったのかという気持ち
  • 退院後の育児や発達に対する不安
  • 入院中の思い出、退院後から現在の気持ちの変化
  • 子どもの成長に伴って変化した気持ち
  • きょうだいのこと、家族の受け入れ、夫婦間での気持ちのずれ、周囲に対する思い
  • 母乳育児に対する思い
  • ミルクの哺乳状況、体重増加について
  • 母の職場復帰について
  • 保育園の入所について、医療制度について、療育センターについて
  • 気管切開に踏み切った理由、気管切開を決断したことに対する思い
  • 気管切開児の生活について(外出セット、入浴方法、日常生活の工夫など)
  • 胃ろう増設後の管理や栄養方法について

参加されたご家族の感想

参考になった。先のことが気になっていたけど、目の前のことを考えていこうと思った。
不安はなくならないけど、ひとりじゃないと思った。今まで話す機会がなかった、さくらんぼの会で、話す場ができることを期待します。
母親が思っていた本当の気持ちを知ることができた。
写真は、ご両親の同意を得て
掲載しています。
さくらんぼの会は日本NICU家族会機構・JOINに
参加しています。

日本NICU家族会機構(JOIN)は、全国の子ども(特にNICUに入院した子ども)と家族、および家族会とネットワークを構築し、共通の目標に向けて力を合わせます。日本初となる全国ネットワークです。

公式サイト:
https://www.join.or.jp/

両面三つ折り印刷して
ご活用ください